研究課題
挑戦的萌芽研究
稲わらに代表される難分解性繊維の消化に関わるルーメン細菌を賦活 化できる天然の易分解性繊維を見つけ出し、それを稲わらに少量補給することで繊維消化の起 爆剤(ブースター)とできるかどうかの仮説検証を行った。稲わらの消化を主導しているのは Fibrobacter succinogenes であり、供した補給繊維源のうち、この菌種を活性化したのはフジ 豆外皮およびヒヨコ豆外皮であると特定できた。また稲わら給与ヒツジへこれら外皮を 10%補 給することで、酸性デタージェント繊維の消化率が 3-6%向上した。以上より、豆外皮が反芻 家畜の繊維サプリメントとして活用できることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)
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