研究課題
挑戦的萌芽研究
救急隊の所要時間(通報から搬送先到着まで)が長い地区群では脳血管疾患の死亡リスクが高い傾向がみられた。脳卒中治療拠点9施設を仮想搬送先として設定し、想定される仮想搬送先への推定搬送時間(脳卒中所要時間)が長い地区群で脳血管疾患の死亡リスクが高いことが確認された。その地区群に脳卒中治療拠点を1カ所新設した効果をシミュレーションしたところ、同地区群の脳卒中所要時間は平均4.5~5分短縮され、脳血管疾患死亡リスクは約20%低減できる可能性が示唆された。