研究課題
挑戦的萌芽研究
7テスラの高磁場MR装置に内径60mm、最大磁場勾配100 G/cmの高性能傾斜磁場コイルを導入した。マウス脳を対象とする多量子遷移を利用したHMQCによる高感度の1H検出13C-NMRスペクトロスコピックイメージングを実現するために、外径60mmの送信用容積コイル、直径15mmの受信用表面コイルとT/R制御装置を組み合わせた1H用RFコイルを導入し、更にこれに自作の13C表面コイルを組み合わせて、二重同調検出コイルを製作した。ソフト面では、超高速撮像法であるエコープラナーイメージングを応用したEPSIを試みたが、マウスの脳という小さな対象物と7Tという高磁場によって観測スペクトル帯域が広がるため、期待した高速化は達成できなかった。HMQCを利用したケミカルシフトイメージング(CSI)では、8x8=64ステップの位相エンコーディングのk-スペースの4隅を省略し、撮像時間を2/3程度に短縮しつつ同程度の分解能を得ることができた。この方法を利用して、マウスに投与した13C-グルコースから脳内で生成するグルタミン酸・グルタミンの画像の変化を約20分の時間分解能で観察することに成功した。
すべて 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 16件) 学会発表 (53件) 図書 (4件) 備考 (2件)
Stud Health Technol Inform
DOI:10.3233/ 978-1-61499-209-7-431
滋賀医科大学雑誌
巻: 26(1) ページ: 17-22
滋賀医科大学看護学ジャーナル
巻: 11(1) ページ: 18-22
電気情報通信学会論文誌
Magn Reson Imaging
巻: 30 ページ: 453-458
DOI:10.1016/ j.mri.2011.10.005
J Cereb Blood Flow Metab
巻: 32 ページ: 805-815
DOI:0.1038/jcbfm.2012.9
Magn Reson Med Sci
巻: 11 ページ: 109-115
IEEE Transactions on Instrumentation and Measurement (TIM)
巻: 61 ページ: 3147-3157
DOI:10.1109/TIM 2012.2205102
J Microwave Surg
巻: 30 ページ: 183-190
Adv Funct Mater
巻: 22(24) ページ: 5107-5117
DOI:10.1002/adfm.201201060
縦型オープンMRを用いた膀胱頸部位置の評価に影響を与える要因の検討
巻: 9(1) ページ: 60-63
日本女性骨盤底医学会誌
日本VR医学会論文誌
巻: 10 ページ: 11-18
J Magn Reson Imaging
巻: 34 ページ: 1092-1098
DOI:10.1002/jmri.22730
Studies in Health Tech- nology & Informatics.
ページ: 33-38
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqkeitai/index.html
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqbioph/bmsc/index.htm