研究課題
挑戦的萌芽研究
難治性病変のモデルとして作成した皮膚欠損創の上皮化速度についてはストレス負荷群では非負荷群と比較して遷延しており、マクロのデジタル画像上で差を認めた。組織学的には、創傷作成2週間後には、拘束ストレス負荷群の糖尿病マウスの創傷では、肉芽形成とコレステリン結晶が多く見られ、これらは治癒が遷延していることを裏付ける事実と考えられた。ストレス負荷群では、再生皮膚の膠原繊維の再構築や新生血管の密度なども劣ることを認めている。