本研究は中小規模病院に適したCDPモデル案の構築を検討することを目的とした。その結果、主な構成要素は次のとおりとなった。1.組織人としての必要な職務態度と現場での発揮能力、課せられた役割に応じた給与体系と内的報酬を軸とする。教育プログラムは病院間および大学等で連携を図る。2.目標管理を導入していない病院であっても態度と能力の評価が要となるため管理者との面談を設ける。3.技術や手順の標準化を示し日々の実践におけるフィードバックを行う。4.正規と非正規職員に多様な勤務体制を設定する。5.職務規定を明確に提示し振り返りの機会を設ける。6.各職種との連携が図れるような機会を定期的に設けるなどである。
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