本研究では、大規模化し、仮想化され、非常に複雑化なものになってきた情報システムを対象に、メモリやネットワークなどプロセッサ以外のリソースに着目、物理リソースから独立した論理システムの集合体として管理される仮想化に対応した最適化手法を開発した。具体的には、仮想化されたホストを対象としたメモリ管理、広域分散システムを対象としたSDN技術の応用による資源管理における最適化手法を開発した。これらの手法は、広域分散システムとしてクラスタシステム向けのジョブ管理システムや広域ネットワーク環境に展開された可視化システムをユースケースとして検証し、その有効性を検証した。
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