転倒はすべての年代の人にとって減らしたい歩行中の事故である.本研究では,一般の人々が手軽に自分の転倒リスクを評価できるようにするために,『日常生活の歩容を見守り,転倒リスクを利用者にフィードバックすることで,転倒の発生件数を減少させる仕組み』を検討し,このような仕組みを実現する装置の開発することを目的とした. 本研究では,①つまずきリスク評価装置の開発,②主成分分析を用いた転倒経験者と非経験者の歩行特徴の可視化,③身の回りに設置可能なセンサによる転倒リスクの評価という3つの課題に取り組み,力センサや加速度センサを用いた転倒リスク評価装置を開発した.
|