研究課題
若手研究(A)
漆膜は天然高分子であり、古くから種々の用途に利用されている。特に、文化財に用いられている手法は多層膜であり、これまでの分析方法では各層の分析を行うことは不可能であった。本研究では、この漆膜について側面からの分析(クロスセクション解析)を行う事で、漆膜の構造をより詳細に分析することを可能とした。実際に歴史的な試料を分析したところ、修復層と当初層で違いが確認でき、このことから他の分析手法の解釈についてより適切な評価を行う事が出来た。
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保存科学
巻: 52号
http://www.tobunken.go.jp/~ccr/pdf/52/5212.pdf
Journal of Analytical and Applied Pyrolysis