全て市販で入手可能な構成による汎用レーザー光電子分光システムの構築を行い、370 μeV のエネルギー分解能を達成し、Nb、V3Si などで超伝導ギャップ観測に成功した。全て市販品で構成したレーザーを用いて分解能 1 meV 以下の分解能を達成したのは本課題が初めてである。 、 将来的には 180 μeV を容易に達成可能である。国際競争力向上は大いに達成できたといえる。 併せて、 分子性超伝導体 k-(BEDT-TTF)2Cu(NSC)2 の研究を行い、 世界で初めてとなる超伝導ギャップ観測に成功している。
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