画像技術の進歩により、カラー画像と奥行き画像を同時に複数の角度から撮影することが可能になった。撮影した画像を用い、本研究の目的は、インタラクティブな3次元画像システムが実現できるように、基礎技術を開発すること。三つのテーマで研究を進めた。一つ目は、3次元画像の圧縮。二つ目は、3次元データーのネットワーク転送。三つ目は、3次元データーの復元。画像圧縮に関しては、グラフフーリエ変換を用い、マルチ解像度、輪郭の対応性ある画像圧縮アルゴリズムを開発した。データー転送に関しては、データー冗長度を利用するリカバリー手法を提案した。画像データー復元に関しては、グラフラプラシアンを用いた復元手法を開発した。
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