この研究は複数のロボットアームが協調しながら一本のワイヤーハーネスを自動車のボディに組み付ける方法を研究した.この研究によって,作業に伴うワイヤーハーネスの振る舞いまで考慮したロボットの作業計画法を提案した.また,作業全体を見張るセンサ,複雑なセンシングアルゴリズムがない条件下での実装を考え,ワイヤーハーネスをなぞりながら形状,またその上にあるクランプの位置を認識していく方法を提案した.検証実験により,本研究で提案された方法が将来実現場におけワイヤーハーネスの組み付け自動化にコスト、信頼性ともに向上させたの一つの方法と思われる.
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