研究概要 |
本研究では,複数人の対人コミュニケーションにおける対話中の非言語情報を計測・解析し,対話の状況(盛り上がり等)を自動的に推定する手法を検討した.その結果,3人会話および6人会話における場の盛り上がりを推定するモデルを構築した.そして,推定した状況に応じて,空間に自然に存在する机や椅子を自動的に動かして対話場に物理的に介入させることで,話者の空間行動(対人距離,向き,位置関係)を誘導し,対話の活性化を図るシステムを検討し,実際に話者の動きが誘発されることと,会話空間の印象が変化することなどを明らかにした.
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