研究課題
若手研究(B)
超音波による一酸化窒素(NO)産生を用いて、非侵襲的に腫瘍縮退効果を得ることを目標に、本研究では、NO産生測定実験系を確立し、正常組織における超音波照射中のNO産生量の上昇を確認した。正常組織における超音波NO産生量の上昇は腫瘍組織におけるそれよりも低かった。また、ラット腫瘍モデルを作製し、腫瘍血管にNOが与える影響の検討を行った。その結果、超音波照射中にNOは一時的に上昇するが、同時に、腫瘍内の血管透過性を一時的に高めることを発見した。
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