高強度インターバル泳におけるトレーニング負荷に影響を与えると考えられる要因について、エネルギー供給機構や局所筋酸素動態、ストロークパラメータなどから多角的に評価し、トレーニングの目的や個人の特徴に応じた合理的で効果的な高強度インターバル泳について検討することを目的とした。その結果、今まで示されていた泳速度、休息時間だけでなく、休息の状態によってもトレーニング負荷に大きく影響を及ぼすことが示された。以上のことから、高強度インターバル泳を組み立てる場合、その目的に応じて、泳速度だけでなく、休息時間の長さやアクティブリカバリーやパッシブリカバリーといった休息状態も考慮すべきであることが示唆された。
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