研究課題/領域番号 |
23700818
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研究機関 | 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
菊地 裕絵 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 心身医学研究部, 室長 (10581788)
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キーワード | ストレスマネジメント / EMA / 肥満 |
研究概要 |
本研究は、日常生活下での自覚症状などの記録方法であるecological momentary assessmentと、同じく日常生活下で記録・評価の可能な携帯情報端末を用いた食事記録評価システムを中心に用いて、肥満成人の食行動関連要因についてこれまでには把握が困難であった生態学的妥当性の高いデータを用いて明らかにすることを目指すものである。今年度は、昨年度に引き続き、予備調査データの解析、研究実施環境の整備及び調査予行を実施した。健常若年者における予備調査データの解析の結果、食欲評価についての信頼性妥当性を確認した。また、調査に使用する機器の設定プログラム準備、解析プログラム・手順の準備と、本調査プロトコルに基づく調査の予行を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本調査プロトコルに基づく調査の予行を行った結果食事記録評価システムに不具合があり、その修復を待ったことや、研究代表者の部分的育休の取得により、当初の予定よりも調査準備に多くの時間を必要とした。
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今後の研究の推進方策 |
再度本調査予備実施を行い、支障がないことを確認したのち、肥満成人及び対照群での調査を実施し解析を進めていく予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
本年度に実施予定であった調査の謝金が、次年度に繰り越されているため、予定通り次年度調査の謝金として使用する。またそのほか調査準備中に新たに解析に必要と考えられたソフトウェアの整備など、本研究の目的がより充実して達成されるように使用する予定である。
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