研究課題
若手研究(B)
本研究では、下記の事項について成果が得られた。1、エイコサペンタエン酸(EPA)の投与により、アディポネクチンや単球中IL-10発現の上昇、心血管病リスク指標の改善を認めた。また、他の脂肪酸分画に比べ、EPA/アラキドン酸比の変化量が心血管病リスク指標の改善と強い関連性を持つことを認めた。更に細胞実験において、EPAのPPARγを介した単球の質的改善作用がCVD予防に寄与する可能性を示した。2、大豆イソフラボン・エクオールの投与により、血糖、LDL-CやCAVIの改善効果を認めた。以上より、各栄養素の新しい機能性に立脚した食生活指針の提案が可能となり、CVD予防の為の新しい機能性食品の開発に繋がる可能性がある。
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