地球環境の悪化に対し早急な対応が求められている中、これまで多数提案されている環境に配慮した住まい方の多くは平均的な人を対象であり、快適な温度には個人差は大きいなど、住まい方の実行の難易度は異なると考えられる。そこで、本研究では、快適性も保持しつつ、個人の特性を考慮し取り組みやすい住まい方を検討することを目的として、大学生を対象にアンケート調査および実測調査、人工気候室実験から検討を行った。 省エネに関心がありながらも具体的には考えていない割合が高く、男女で実行しやすい取り組みも異なり、冷房時の気温や気流の調節方法なども暑がり寒がりなどの個人の特性の違いにより異なっていることを示した。
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