研究課題
若手研究(B)
統計多様体とは確率分布の集まり,すなわち統計モデルに則した幾何学構造を微分幾何学の視点から定式化したものである.統計モデルのなす統計多様体について,可積分系,非可積分系の幾何学構造を考察した.特に統計的推論で用いる推定関数を幾何学的な視点から考察することで,統計多様体の持つ自然な幾何学構造を解明した.さらに確率変数の独立性や期待値などを幾何学の視点から一般化し,確率変数の期待値と統計多様体の一般化した共形構造との関連などに関する結果を得た.
幾何学