研究課題
若手研究(B)
近年,耐震性能の低い既存建築物の耐震補強が重要視されている。本研究の目的は,既存建築物の耐震補強に寄与するため,高機能な接合材を開発し,この破壊メカニズムを解明することである。本研究では,申請者が過去に提案した,円柱形状の埋め込み型ディスクとアンカーボルトを併用した耐震補強用の接合材を応用し,より性能の高い接合材を開発した。提案接合材を用いた実験の結果,接着系アンカーよりも3倍から4倍の高い耐力を発揮し,さらに高い剛性を持つことを明らかにした。加えて,実験結果から破壊メカニズムを推定し,実験値を的確に評価可能な耐力式および力学モデルを構築した。
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コンクリート工学年次論文集
巻: Vol.35, No.2 ページ: 1069-1074
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日本建築学会構造系論文集
巻: Vol.77, No.682 ページ: 1915-1924