波長の異なる自発光物の周辺視での視認性について、人間の視覚特性(年齢、色覚特性、目の順応状態)を配慮し評価した。また、複数の光色を使った表示物の視認性について、視認性・目立ちの観点から、最適な光色配置について検討した。 ①中心視では暗順応過渡過程で光色変化は視認性に有意に影響しない、②若齢者・高齢者とも偏心角が大きくなるにつれ色を正しく判別できなくなるが、暗順応過渡状態では緑よりも青の方が正しく色を判別できる可能性が高い、③周辺視における自発光物の存在知覚に関しては、刺激の呈示位置が視線からの偏心角50°程度までは支障ないが、色の判別は偏心角40°以上になると困難になることが明らかとなった。
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