研究課題/領域番号 |
23760591
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
森田 芳朗 東京工芸大学, 工学部, 准教授 (50396769)
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キーワード | 分譲集合住宅 / 界壁・界床 / 空間マネジメント / 二戸一化 / 国際情報交換 |
研究概要 |
本研究では、集合住宅の住戸を隔てる壁・床を、それぞれ「界壁」「界床」と呼ぶ。そして、国内外の分譲集合住宅における、その改変の実態と課題を明らかにしようとするものである。長期の人口減少に伴う空室率の増加が見込まれる日本において、既存の住宅ストックの広範な利用法が求められている。なかでも、集合住宅の界壁・界床の一部撤去による「二戸一化」は、柔軟な空間再編手法のひとつとして古くから着目されてきたが、合意形成の難しさなどから、実例は公的賃貸住宅や社宅におよそ限られているのが現状である 。そこで本研究では、この二戸一化が比較的頻繁に行われている諸外国の分譲集合住宅の実例、また希少ながら存在する日本の実例の事例調査を行い、技術的な側面のみならず、その実施を支える多様なマネジメントのあり方を抽出することで、持続可能な集合住宅の利用法についての知見を得ることを目的としている。 本年度は、デンマーク・コペンハーゲンの都市再生プロジェクトにおける二戸一化事例の実態調査に向けて、資料収集および現地調査協力者との情報交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
デンマーク・コペンハーゲンの都市再生プロジェクトにおける二戸一化事例の実態調査は平成25年度に行う予定だったが、調査協力者との日程調整等に時間を要したことから、これを平成26年度に実施することとした。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度となる平成26年度は、主にデンマークにおける分譲集合住宅の空間マネジメントシステムに関する実態調査を行い、日本の状況との比較分析を行うとともに、研究の総括を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度にヨーロッパ調査を予定していたが、調査協力者との日程調整等に時間を要したことから、平成25年度は文献調査やメール等での情報交換に専念し、訪問調査は平成26年度に延期した。 平成26年度は延期したヨーロッパ調査を行い、研究を総括する。
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