研究課題
若手研究(B)
トウモロコシなどの行うC4光合成は、イネなどで機能するC3光合成と比較して、約2倍の高い光合成活性を発揮する。その特徴は、葉肉細胞と維管束鞘細胞間において分業された二酸化炭素濃縮代謝の進化的な獲得にある。この代謝を完全に理解することでC4光合成を模した回路を導入することや、あるいはC4光合成を行う雑草種を駆逐する新薬開発などに寄与できる。もっとも理解の進んでいない代謝ポイントは葉緑体包膜に局在する輸送システムである。申請者が成功した葉肉細胞葉緑体でのピルビン酸輸送分子の同定と同系列の実験において、BASS4と名付けた新規因子を見出している。本研究ではこの新規輸送因子の機能解析を行った。
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