クサカゲロウ由来麻痺成分の構造活性相関

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23780118
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生物生産化学・生物有機化学
• 研究機関: 愛媛大学
• 研究代表者: 西脇 寿 愛媛大学, 農学部, 助教 (30508784)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 生物活性物質 / ニッポンクサカゲロウ / 麻痺活性物質 / 農薬科学

研究概要

脈翅目に属するニッポンクサカゲロウがえさ昆虫を捕食する際に利用している麻痺活性物質を単離精製し,その物質が生産される部位や時期に関して知見を得ることを目的とした.幼虫より採取した吐き戻し液から麻痺活性成分を精製し,主要な1成分にまで絞り込んだ.そのタンパク質のN末端アミノ酸配列および内部アミノ酸配列をもとにして縮重プライマーを作成し,クサカゲロウ幼虫から調製したcDNAを鋳型としてPCRによる増幅を試みた.その結果,いくつかのプライマーの組み合わせにより増幅するバンドが確認された.

研究成果

• [雑誌論文] Synthesis of imidacloprid derivatives with a chiral alkylated imidazolidine ring and evaluation of their insecticidal activity and affinity to the nicotinic acetylcholine receptor. (2012)
  • 著者名/発表者名: Nishiwaki, H., Kuriyama, M., Nagaoka, H., Kato, A., Yamauchi, S., Shuto, Y.
  • 雑誌名: Bioorg. Med. Chem. 巻: 20 (21) ページ: 6305-6312
  • 査読あり
• [学会発表] ニッポンクサカゲロウの殺虫活性成分の単離 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松浦茉佑・西脇寿・原有助・久保卓也・山内聡・首藤義博
  • 学会等名: 第27回農薬デザイン研究会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2012-11-08
• [学会発表] クサカゲロウ由来の麻痺活性物質 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松浦茉佑・西脇寿・原有助・菅原卓也・山内聡・首藤義博
  • 学会等名: 日本農芸化学会中四国支部第33回講演会
  • 発表場所: 松山
  • 年月日: 2012-06-02
• [学会発表] 天然由来の昆虫制御物質 (2012)
  • 著者名/発表者名: 西脇寿
  • 学会等名: 日本農芸化学会中四国支部 第18回市民フォーラム
  • 発表場所: 松山
  • 年月日: 2012-05-26