研究課題
若手研究(B)
塩基性繊維芽細胞増殖因子が、脂肪細胞の低酸素誘導因子を発現誘導し、糖代謝を変化することにより、脂肪細胞の機能異常を引き起こすことを明らかとした。このことから、低酸素誘導因子が脂肪細胞に発現することが、肥満糖尿病の進展に重要ではないかと考えられた。そこで、脂肪細胞特異的に低酸素誘導因子を欠損したマウスを作製し、解析を行ったところ、この欠損マウスでは、肥満が生じても良好なインスリン感受性および耐糖能を示すことが明らかとなった。これらの結果から、脂肪細胞の低酸素誘導因子が肥満による糖尿病の進展に重要な役割を果たすことが示唆された。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (11件)
PLoS One
巻: 9(4) ページ: 93856
Int J Biochem Cell Biol
巻: 43(11) ページ: 1602-11