研究課題
若手研究(B)
本研究は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の潜伏感染形成機序についてヒト化マウスモデルでの解析によりその解明を目指した。ヒト化マウスにCXCR4指向性(X4)およびCCR5指向性(R5)ウイルスをそれぞれ単独あるいは混在で接種したところ、R5ウイルスはX4ウイルスの有無に関わらず活性化メモリーCD4陽性T細胞を主たる感染標的としていた。一方、X4ウイルスは全てのCD4陽性T細胞亜集団を感染標的とするものの、R5ウイルス混在下では活性化メモリーCD4陽性T細胞に対する感染効率が低下した。本結果から、X4・R5ウイルスについて、それぞれ異なる細胞亜集団からリザーバーが構築されると考えられた。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (8件)
Frontiers in Microbiology
巻: 4 ページ: 298
10.3389/fmicb.2013.00298
PLoS ONE
巻: 8(1) ページ: E53495
10.1371/journal.pone.0053495
Journal of Virology
巻: 86 ページ: 7227-7234
10.1128/JVI.06681-11
巻: 86 ページ: 6481-6490
10.1128/JVI.07077-11
巻: 3 ページ: 289
10.3389/fmicb.2012.00289
巻: 2 ページ: 280
10.3389/fmicb.2011.00280