研究課題
若手研究(B)
糖尿病状態ではチロシンキナーゼSrcの活性化により膵β細胞内の酸化ストレスが増加しインスリン分泌が減少していること、またGPCRリガンドはそのSrc活性化を抑制し酸化ストレスを軽減する新たな作用を持つことを今までに明らかにした。今回、β細胞におけるSrcの役割について、糖尿病状態のみならずグルコースによるインスリン分泌やGPCRリガンドによる増強機構にSrc分子が関与していること、そのメカニズムとしてグルコキナーゼの活性調節を行っていることが明らかとなり、インスリン分泌におけるSrcの重要性が示された。
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