研究課題
若手研究(B)
特発性正常圧水頭症(iNPH)の形態的基準である脳室拡大に付随して、DESH(disproportionately enlarged subarachnoid-space hydrocephalus)と評される髄液不均等分布が重要視されている。一方、くも膜細胞で産生されるリポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)はiNPHの生物学的マーカーとして有力候補である。今回、診断目的で得る髄液中のL-PGDS濃度を評価したところ、DESH症例においてL-PGDSが低値であること、また、L-PGDSが低値である程、脳梁角が狭く、白質障害及び前頭葉機能障害が軽度であることが示された。
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Fluids Barriers CNS
巻: 11(9): (in press)
脳神経外科ジャーナル
巻: 23(6) ページ: 492-498