研究課題
若手研究(B)
CAIX(Carbonic Anhydrase)は、酸性環境下における腫瘍細胞に、mRNA、タンパクともに発現が認められたため、腫瘍周囲における酸性環境下でのナノ磁性体やドラッグデリバリとしての標的分子の候補となった。CAIX阻害剤によるin vivoでの抗腫瘍効果も認めたため、CAIXの機能に関係するepitopeをもつ抗体が、相乗効果を期待できるのではないかと考えられた。また、骨肉腫細胞5種、軟部肉腫細胞5種に対する化合物ライブラリーの320種の細胞増殖抑制効果の検討を行った。この結果、骨肉腫細胞株5種すべてに効果のある9薬剤、および、軟部肉腫細胞株すべてに効果のある4薬剤を厳選した。これらの薬剤をCAIXを標的としたリポソームに封入し、ドラッグデリバリとしても利用する予定である。
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Int J Clin Oncol
巻: 16(2) ページ: 101-8