研究課題
若手研究(B)
糖尿病ラットでは急性出血の際に、延髄孤束核 Intra Medial に c-Fos陽性細胞の発現を認めた。これはコントロールラットでフェニレフリンを投与し、圧受容体反射を誘発させた時と同様の発現様式であった。以上より、糖尿病ラットにおいて急性出血時にBezold-Jarisch 反射が亢進し、出血に対する代償機転が早期に破綻する現象には、迷走神経が深く関与していることが判明した。