研究課題
若手研究(B)
歯周炎の進行や病態形成には宿主側の免疫応答が関与する。近年、慢性閉塞性肺疾患の病変部に浸潤しているT細胞とB細胞がリンパ濾胞を形成し、これが疾患の進行に関与する可能性がある事が報告されている。本研究ではこの異所性のリンパ濾胞の新生が歯周炎の進行に関与するのか検索を行った。歯周炎罹患組織を検索したところT-B相互作用が起きている事を示すOX40,OX40L mRNA分子が発現していることが認められた。また歯周病原細菌でPBMCの刺激を行ったところ、OX40,OX40L mRNAの発現上昇が認められた。これらの結果から歯周炎の病態形成にはT細胞とB細胞の相互作用が関与している事が示唆された。
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