クローン病患者の寛解維持と食事満足度向上に繋がる食行動の形成、維持に至るまでの行動変容を導くため、行動分析学的アプローチを組み込んだ食事指導プログラムを開発し、単一グループ前後比較デザインのもと介入研究を行った。参加者13名中11名がプログラムの終了まで参加し、介入により試し体験行動の頻度が増加したのは9名であり、7名がフォローアップ期においても行動を維持していた。疾患が増悪した者はおらず、7名に食事満足度の向上がみられたことから、本プログラムが患者の寛解維持と食事満足度向上に有効であることが示された。
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