ペアレントトレーニング(PT)とは、発達障害児の行動に対する適切な対応を、保護者が、習得するための訓練である。このPTの手法を、看護師の支援技術として応用するために、看護師の行動調査、適応行動を増加させる言動調査、看護師の心の健康度を実施した。 結果、行動調査では385の行動が抽出され、看護師の対応後に行動が改善した事例は52%、行動が悪化した事例は48%であった。また、適応行動を増加させる言動の調査では、398の言動が抽出され、患者への肯定的な評価や、感謝、尊敬、承認を表す言動を多く用いていた。さらに、心の健康度の調査では、25%の看護師の心の健康度が良好であった。
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