フィンランドの児童精神科医Solantaus先生が開発した精神疾患をもつ親の子ども(以下、子ども)を支援するための2冊のブックレツト(親用・子ども用)日本語版を作成した。さらに、関東にある医療機関や相談機関を対象に、子どもへの支援に関する取り組みおよびブックレットの活用可能性に関する質問紙調査を行った。結果、回答者全員が、子どもへの支援は必要とし、現場での支援内容やニーズなどの実態が明らかになった。また回答者のうち約8割が、親用・子ども用のブックレットともに必要であると回答し、多様な活用可能性も示され、子どもと家族への支援においてブックレットを活用することは有用性が高いことが示唆された。
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