研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は、近代日本の産業発展における都市の役割を解明することである。第一に、明治中期の特許権取得行為の地理的分布の分析から、主体に多くの中堅規模の商工業者が含まれていたこと、大都市圏特に東京が全国の特許権取得行為のハブとして機能したことを指摘した。第二に、外生的なショック(関東大震災)からの東京所在産業の復興過程を分析し、東京内部の産業の構造が持つ多様性や中小零細性が、1920年代のマクロの経済状況と震災後の高い運輸コストなどを背景に早期の東京の産業復興に繋がったと考察した。
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http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/detail.php?id=KY-21868611-01-01