研究概要 |
以下四点が、本年度の主要な実績である。 第一に、尾川僚氏(広島大学)との、ハンデ付き全支払いオークションにおける均衡に関する成果「All-Pay Auctions with Handicaps」について、一意性に関する成果が追加され、国際査読誌Games and Economic Behaviorに再投稿された。 第二に、同じく尾川僚氏との、動的コンテストの最適設計に関する成果「Virtual Valuation in Dynamic Contest Design」について、virtual valuationが非単調である(静的な)場合に対するMyerson (1981)のconvex hullアプローチの対応物が導出された。 第三に、割当問題における初期保有の非同一性の問題に関する成果をまとめた「On Possibility of Efficient Allocation under Ex Post Individual Rationality: By Many Agents」が、国際査読誌に投稿された。 第四に、松村敏弘氏(東京大学)との、需要が弾力的である場合の公企業の立地選択に関する成果をまとめた「Mixed Duopoly, Product Differentiation, and Competition」が、国際査読誌Manchester Schoolに掲載受諾された。
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