研究課題
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大質量の方向感度を持った暗黒物質探索実験を可能とする検出器として、これまでにない高分解能化された原子核乾板を用いることを提案し、研究開発を行った。 本課題において、代表者が中心となって、プロジェクトチームを編成し、種々の技術開発と実用化を推進した。特に、原子核乾板を構成するハロゲン化銀サイズを 20nm 程度まで微粒子化することに成功し、同時にさまざまな条件下でも安定した独自製造を可能とした。また、暗黒物質のシグナルとして期待されるサブミクロンの飛跡を自動解析するための光学顕微鏡ベースのシステムを実用化させ、中性子を用いたシグナル解析の自動化の実証を行うことができた。並行して、SPring8 にて、X線顕微鏡の開発も行い、高分解能の詳細解析システムを実用化させた。 これらの開発により、これまで困難であった検出器の独自製造から解析までの一連のシステムを実用化させ、テスト実験が可能なフェーズへ進ませることができた。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件)
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