林業再生のための効率性追求の情勢下で環境配慮型森林管理を実現するシステムの探究

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23880007
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 森林科学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 當山 啓介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (00613001)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: 森林管理 / 環境配慮 / 林業経営 / 人工林 / シミュレーション / 政策

研究概要

環境配慮を考慮した森林管理方針について、林業経営面から比較評価を行えるシミュレーションモデルを構築し、各方針の検討や関連政策の検証を行った。現在推進されつつある多間伐・非皆伐の人工林管理方針が有利でない条件が多いこと、現状の森林管理体制で実施可能な間伐・管理方針では森林経営計画の申請や補助受給が認められない場合が想定されるなどの検討結果を得て、現実の課題検討に適用可能なことを示した。

研究成果

• [雑誌論文] 多様な条件下でのシミュレーションによるスギ人工林の伐期と間伐体系の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 當山啓介、龍原哲、白石則彦
  • 雑誌名: 日本森林学会誌 巻: 94巻 ページ: 269-279
  • DOI: DOI:10.4005/jjfs.94.269
• [学会発表] 環境や間伐の制約と森林経営計画の関係 (2013)
  • 著者名/発表者名: 當山啓介
  • 学会等名: 日本森林学会大会
  • 発表場所: 岩手大学
  • 年月日: 2013-03-27
• [学会発表] 経営上の制約を満たす森林経営計画の検討-東京大学千葉演習林の事例- (2012)
  • 著者名/発表者名: 當山啓介、広嶋卓也、村川功雄、塚越剛史、大石諭、軽込勉
  • 学会等名: 関東森林学会大会
  • 発表場所: 燕三条地場産業振興センター(新潟県)
  • 年月日: 2012-10-26
• [学会発表] Simulation on management of Japanese private industrial forest (2012)
  • 著者名/発表者名: Keisuke Toyama, Satoshi Tatsuhara and Norihiko Shiraishi
  • 学会等名: ウィーン農科大学主催研究会"Forests For People
  • 発表場所: Alpbach (Austria)
  • 年月日: 2012-05-22
• [学会発表] 人工林の施業方針選択を支援するための予想結果提示方法について (2012)
  • 著者名/発表者名: 當山啓介
  • 学会等名: 日本森林学会
  • 発表場所: 宇都宮大学(栃木県)
  • 年月日: 2012-03-28