ESCRT 経路を介した蛋白分解系におけるアルツハイマー病の病変形成機序の解明

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23890130
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 神経内科学
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 永野 義人 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院, 助教 (50397973)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: ESCRT pathway / HDAC6 / アルツハイマー病 / 顆粒空胞変性

研究概要

アルツハイマー病(AD)患者の脳に認める Granulovacuolar degeneration(GVD) には ESCRT family である CHMP2B 以外に蛋白凝集体形成に関わる HDAC6 が局在することを病理学的に見出した。また CHMP2B を培養細胞に遺伝子導入させた AD モデル細胞を確立した。HDAC6 は CHMP2Bと結合し脱アセチル化することでその機能を調節する可能性を見出した