研究課題
基盤研究(A)
本研究は、固体高分子電解質を介したイオン輸送による電析システムを基盤技術として用い、固体高分子膜をカソードに接合することで、固液界面における化学ポテンシャルの大きな勾配を駆動力とするイオン輸送ダイナミクスを解明するとともに、次世代の廃液フリー超高速めっきシステムの実現に向けた化学的手法の提案を目指す。
独自に開発した手法を基盤とした精密な電気化学反応解析が計画されており、低濃度で環境負荷の低い電解液を用いても高速で電析を可能とする革新的なめっき技術が開発されることや、めっき技術の革新につながる学理の構築が期待される。廃棄物を生み出さない新しい化学プロセスを構築できる可能性が高く、大きな波及効果が見込まれる。