今後の研究の推進方策 |
今後の研究の推進方策として,【研究1:単文と複文の比較】と【研究2:並列節と従属節の比較】を継時的に実施するのではなく,同時的に実施する。具体的には,令和6年度の前半に,【研究1】のために連続絵説明課題および【研究2】の絵画選択法を用いた文理解課題を作成し,これらの2課題と絵画語い発達検査(PVT-R)をSLI児,知的障害児,定型発達児に行う。なお,連続絵説明課題の作成においては,ナラティブ研究の知見(Finestack, Palmer, & Abbeduto, 2012; 小坂, 2016; Wetherell, Botting, & Conti-Ramsden, 2007)を参考にする。次いで,令和6年度の後半では,【研究3:補足節,副詞節,連体節の比較】で実施する文産出課題を作成し,予備的検討を行う。 なお,対象児について,令和6年度は言語障害通級指導教室で研究協力に係る文書の掲示および配布をいただく予定であるが,その協力をいただく学校数を増やす予定である。このことによって,研究対象児を一定数確保できる見込みである。
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