研究課題/領域番号 |
23K15157
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
土肥 智晴 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (90838137)
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研究期間 (年度) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 冠動脈疾患 / 機械学習 |
研究実績の概要 |
本研究は、冠動脈プラーク形成には血管の形状が深く関与しているとの仮説のもと、機械学習を用いて冠動脈CT画像を詳細かつ自動的に解析し、冠動脈プラーク形成を予測するモデルを構築する。またこのモデルを発症前の冠動脈CT画像に適応させてその性能を検証し、効率的かつ効果的な冠動脈疾患の予防戦略の確立を目指すことを目的とした。 まず、研究協力者らと協議し、研究内容と研究実施に関して複数回ミーティングを行った。これによりいくつか研究計画を変更する予定である。第一に多施設共同研究の前に大阪大学医学部附属病院のみのデータでProof of conceptとして研究を行い、冠動脈CT画像の解析方法を検討することとなった。次に、解析方法に関しては当初予定していた画像生成モデルに加えて、グラフ理論を用いた解析を追加することとなった。これに従い、研究計画書を作成し、現在倫理審査中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究内容の変更(解析方法の追加)及び研究代表者の異動があり、対応に時間を要したため
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今後の研究の推進方策 |
研究計画書は作成済で、現在倫理審査中である。 倫理審査にて承認された後、大阪大学医学部附属病院のデータ1000例ほどで、PoCとして解析を行うことを予定している。画像の抽出には、大阪大学医学部附属病院医療情報部の協力のもと画像収集システムによる一括抽出を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究進捗遅延により当初予定していた解析機器の購入などが行えなかった。 倫理審査にて承認された後、研究が速やかに開始されるため、今年度以降で解析機器を購入する見込みである。
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