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2023 年度 実施状況報告書

味細胞分化におけるAscl1の機能調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K15965
研究機関九州歯科大学

研究代表者

松山 佳永  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10848360)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2026-03-31
キーワード味蕾
研究実績の概要

本研究では、味蕾オルガノイドを作製し、発現遺伝子およびタンパク質を調べることにより、味蕾細胞における分化制御システムの解析を計画している。令和5年度には、成熟味蕾オルガノイドからタンパク質を抽出し、ウェスタンプロッッティングによる解析を試みた。また、マウスの舌乳頭から作製した薄切切片を用いてリン酸化タンパク質の局在の観察を試みた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ウェスタンブロッティングによるリン酸化Ascl1の検出において、条件検討に時間を要してしまった。また、動物実験施設の老朽化に伴い、外壁工事およびエレベーター工事が施工され、実験動物の飼育・繁殖が一定期間不可能となった。加えて、薄切切片作製装置が故障し、修理を試みたものの使用不可な期間が長く続き、切片の作製が不可能な状態だった。現在では使用できる機器が常設されているため、今後の実験は順調にできると考える。

今後の研究の推進方策

味蕾内で機能するリン酸化キナーゼの特定を試みる。候補として挙げられるリン酸化キナーゼの機能を抑制する阻害剤を用いて味蕾オルガノイドの作製を行い、発現遺伝子を解析することで、味蕾細胞分化に関わる分子を特定する。

次年度使用額が生じた理由

薄切切片作製装置の故障により、一定期間実験を進めることができなかった。加えて、動物実験施設の老朽化に伴い、外壁工事およびエレベーター工事が施工され、実験動物の飼
育・繁殖が一定期間不可能となった。以上より、一部実験に遅れが生じ、次年度使用額が生じたと考えられる。今後は、PCRを行うためのプライマーや免疫組織化学のための抗体等を購入する。

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公開日: 2024-12-25  

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