研究課題/領域番号 |
22H00620
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 二松學舍大學 |
研究代表者 |
松浦 史子 二松學舍大學, 文学部, 教授 (80570952)
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研究分担者 |
喜多 藍 (山崎藍) 青山学院大学, 文学部, 教授 (10723067)
楢山 満照 女子美術大学, 芸術学部, 准教授(移行) (30453997)
水口 幹記 立命館大学, 文学部, 教授 (40339643)
大形 徹 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 教授 (60152063)
齋藤 龍一 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立美術館, 主任学芸員 (70573385)
下野 玲子 武蔵野美術大学, 造形学部, 講師 (90386714)
山本 堯 公益財団法人泉屋博古館, 学芸課(本館), 学芸員 (90821108)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 漢~唐代 / 王権 / 瑞獣図 / 東アジア / 『稽瑞』 / 神話と祥瑞 / 武氏祠漢画像石 |
研究実績の概要 |
●研究会の開催:5回。1回目は全体打ち合わせ(オンライン:4月)、2~3回目は『稽瑞』釈読と早大會津八一記念博物館での共催展覧会の打ち合わせ(オンライン:8-9月)、4回目は同博物館にて図像拓本を閲覧しながら対面形式の研究発表会(趣旨説明:下野玲子:早稲田大学會津八一記念博物館主任研究員)「武氏祠祥瑞図の現状と本展覧会における特徴」(下野玲子)「画像石にみえる麒麟―中国思想と考古学」(大形徹:立命館大学衣笠総合研究機構教授)「武梁祠祥瑞図と東アジアの祥瑞」(水口幹記:藤女子大学文学部教授)質疑応答、意見交換、展示拓本見学、5回目は『稽瑞』釈読(オンライン:3月) ●展覧会の開催:2022年12月1日~2023年1月31日迄、本科研班分担者下野玲子が主任として所属する早稲田大学會津八一記念博物館と企画展「武氏祠漢画像石拓本展」を共催。本科研班の研究成果を「コラム」に反映した図録は会期終了を待たずに完売(早稲田大学の柿沼陽平教授にも参加頂いた)。 ●『稽瑞』の釈読:山崎藍教授担当箇所(56-7聯、九尾狐・鸞・鸚鵡・銀甕は掲載図像の検討:2022年8月、2023年3月)の引用書読解と図像選定の基準の摺り合わせを行う。 ●DBの作成:図像班(下野・楢山・松浦チーム:班員と学生アルバイト)が漢魏晋南北朝時代の傍題付き画像石、壁画等にみる瑞獣(『稽瑞』釈読のものを優先)を中心にスキャン・DB化を開始し、班員全員に情報を共有。 ●X(広報用)の開設:代表者松浦史子の名で本科研班の広報用のXを開設。限定された研究者に留まらない広い社会層への研究還元を目指し、本科研班の瑞獣研究、班員の研究活動・成果等を周知した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
早稲田大学會津八一記念博物館と共催の企画展「古代中国の神話と祥瑞:武氏祠画像石拓本」の図録の後半部分(特集「神々、祥瑞、人間」)は本科研班の研究テーマでもあるため、本班員が中心となって作成した。そのため、本来予定していた唐代の祥瑞韻文『稽瑞』の釈読、および関連の研究を延期せざるを得ない情況となった。
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今後の研究の推進方策 |
1、『稽瑞』の釈読の継続(冒頭~) 2、研究会の開催回数を増やす 3、海外フィールドワークを効率的・効果的に行う為、関連の文献研究を進める 4、SNS類で情報の発信を続ける
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備考 |
松浦史子個人兼用アカウントだが、企画展覧会(共催)、国際国内シンポジウムの広報に活用。
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