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2023 年度 実績報告書

難治性神経芽腫根絶を目的とした効率的な低侵襲養子免疫治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23H02971
配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

田尻 達郎  九州大学, 医学研究院, 教授 (80304806)

研究分担者 文野 誠久  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40405254)
米満 吉和  九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
原田 結  九州大学, 薬学研究院, 准教授 (00608507)
馬庭 淳之介  九州大学, 医学研究院, 助教 (20847222)
川久保 尚徳  九州大学, 医学研究院, 助教 (90711185)
研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2027-03-31
キーワード神経芽腫 / 抗GD2抗体 / 間葉系幹細胞 / GD2-MSCs
研究実績の概要

これまでにヒトIgG抗体を分泌するGD2-MSCsの開発を行い、in vitroでの抗体の産生、抗原結合能、神経芽腫細胞による腫瘍増殖抑制、NKによるADCC活性は確認出
来たが、一方でin vivoでは神経芽腫マウスモデル(TH-MYCN transgenic mouse)での投与実験において生存率の延長は確認できなかった。
そのため抗体のFcγをヒトIgGからマウスIgGに変更したマウスIgG-GD2-MSCsを開発した。

マウスモデルの開発として、TH-MYCNマウスから得られた腫瘍細胞を同系統マウスに静注することで転移モデルを作成している。これまでのマウスモデルと比較して、免疫が正常なsyngenic modelである点、また、骨髄転移を効率に発症することが確認できており、より臨床に近い形でのGD2-MSCsの効果を実証できる実験系を検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

GAIA-102を併用したin vitroでの検討を予定していたが、現在準備中である。

今後の研究の推進方策

研究実施施設である九州大学と京都府立医大の2施設で緊密に連携を図り、in vitroとin vivoの実験をある程度同時並行で進められるように検討している。
九州大学で開発されたGAIA-102を京都府立医大で使用できることで in vivo実験の推進につながると考えている。

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公開日: 2024-12-25  

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