離散構造の導入による離散資源配分問題の深化

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24300003
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 情報学基礎
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 田村 明久 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (50217189)
• 研究協力者: フレイナー タマス
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 離散最適化 / 離散構造 / 離散凸解析 / 資源配分問題

研究成果の概要

学生の学科への配属や研修医の病院への配属の決定という離散資源配分問題は実用性の高い重要な問題である．グラフ構造や離散凸解析などの離散構造を導入し，安定マッチングモデルを一般化して適用範囲の広い離散資源配分問題を構築し，その解析を行うことを目的とした．
包括的な離散資源配分問題に対する戦略的頑健性をもつメカニズムの構築，安定マッチングモデル（2部グラフ上のモデル）の一般の有向グラフへの拡張等の研究を実施し，雑誌論文6編，投稿中の論文2編，執筆中論文2編の成果を得た．

自由記述の分野

情報学，応用数学，特に離散最適化，離散構造，アルゴリズム論