研究課題
基盤研究(B)
東日本大震災時のソーシャルメディアの利用状況を分析し、情報伝搬のネットワークの構造の視点からモデル化を行った。まず、情報拡散現象を再現するためのネットワーク生成モデルとSIRモデルを拡張した情報拡散モデルの構築に取り組んだ。そのうえで、情報共有に適したネットワーク構造を明らかにした。また、地震や原発などの発生した事件に関する議論の内容や変遷を自動的に抽出し、それをわかりやすく可視化する研究を行った。さらに、非常時における情報伝搬を資源選択ゲームと見做し、そのうえで人々の行動をマルチエージェント学習でモデル化し、システムとしての限界や行動パラメータの最適値の性質について解析を行った。
マルチエージェントシミュレーション