研究課題
基盤研究(B)
多くのディスプレイが高解像化に向かう中,高解像画像のストレージや伝送の物理的負荷が増加しており,その対策は急務である.本研究は,保存や伝送負荷の少ない低解像画像から高倍率拡大によって高解像画像を得る新しい枠組みを提案する.この枠組みでは,手元に高解像画像があることを前提とし,高解像画像を低解像画像へ変換する際に,拡大処理によっては復元できない成分を埋め込むことで,拡大時に読み出した情報で補償する.これまでに私たちが開発した,ファジィ推論を応用したコードブック画像拡大法で出発点となる縮小画像に対して事前に「仕掛け」を施すことで,これまで難しかった高倍率画像拡大における画質の高品位化を実現した.
総合領域