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2013 年度 実績報告書

算数科授業研究におけるスタッフ・ディベロッパーの役割に関する日米中の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 24300268
研究機関山梨大学

研究代表者

中村 享史  山梨大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70303394)

研究分担者 田端 輝彦  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80344745)
中野 博之  弘前大学, 教育学部, 教授 (30400120)
清野 辰彦  山梨大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (00550740)
早川 健  山梨大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (40585387)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード授業研究 / 算数教育 / 国際比較
研究概要

研究の目的は,日本・アメリカ・中国の算数科の授業研究において,それぞれの国のスタッフ・ディベロッパー(以下SDとする)がどのような数学観,授業観,児童観などを持ち,授業研究でどのような指導助言をしているのかを調べ,その指導が教員の授業力向上にどのような影響を与え,さらに算数科授業がどのように改善されているかを明らかにすることである。加えて3国間の国際比較を行うことによって,日本の授業研究における指導助言の特徴も明らかにすることである。
平成25年度は,日本の算数科授業研究のSDの実態の収集・分析とアメリカの算数科授業研究のSDの実態の収集・比較を行った。
日本の算数科授業研究の収集は,山梨県内の小学校長の協力を得て,校内研究会の様子,SDである国立政策研究所笠井健一調査官,礒部晃調査官,早川健山梨大学准教授などの指導内容を収集し分析した。それらの資料の分析を田端宮城教育大学教授,中野博之弘前大学教授,清野辰彦山梨大学准教授らと行った。
アメリカの算数科授業研究の実態収集・分析は,Takahashi Akihiko博士(デ・ポール大学)の協力を得て,1月6日から1月13日まで中野教授,早川准教授,清野准教授がシカゴのCesar E Chavez Multicultural academic Centerなど3校の小学校を訪れ,授業研究の資料の収集・分析を行った。そこでは,SDに役割についての議論を深めた。
中国の授業研究については,授業の基盤になる教科書(人教版:小学数学電子教材)の6学年の翻訳を行い,教材研究や内容の系統などについて山梨大学グループで検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成25年度も研究代表者が学部長として,学部運営の仕事に携わり,本研究を遂行する時間を十分に取ることができなかった。また,11月より5ヶ月間体調を崩したことも影響がある。中国におけるスタッフ・ディベロッパーの役割を収集する予定が,中国の研究者との日程調整がつかず,外国出張をすることができなかったためである。

今後の研究の推進方策

最終年度の研究推進になるので,算数科授業研究でのスタッフ・ディベロッパーの役割について資料を分析し,理論化する。日本,アメリカ,中国の研究者による指導助言の枠組みを作成する。また,児童の算数科学力向上への効果を探る。これらの成果を冊子にまとめ,学会・研究会等で成果を発表する。

次年度の研究費の使用計画

研究代表者が病気のため旅費の執行が少なくなった。
外国出張に旅費を使用する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 授業づくりと校内研究会のあり方2014

    • 著者名/発表者名
      中村享史
    • 雑誌名

      山梨県教育研究所所報

      巻: 27 ページ: 33-52

  • [雑誌論文] あまりのあるわり算の指導2013

    • 著者名/発表者名
      中村享史
    • 雑誌名

      算数授業研究論究

      巻: 89 ページ: 28-31

  • [雑誌論文] 除法の意味2013

    • 著者名/発表者名
      中村享史
    • 雑誌名

      新しい算数研究

      巻: 512 ページ: 30-31

  • [学会発表] 学力を保障する授業をどう創るか -授業づくりと校内研究会のあり方

    • 著者名/発表者名
      中村享史
    • 学会等名
      山梨県教育研究所
    • 発表場所
      山梨県立文学館(山梨県甲府市)
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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