研究課題
基盤研究(B)
本研究では,中等教育を一貫する数学的活動に基づく理論的基盤を整備し,カリキュラム開発のための枠組みを構築した。本研究における理論的枠組みは,Freudenthalの局所的組織化のアイデアとMariottiらの数学的定理のアイデアを統合したものであり,この枠組みに基づいて論証カリキュラムの分析やモデル教材の開発が推進された。本研究の成果を発信するため,2014年6月に東京学芸大学で開催された日本数学教育学会第2回春期研究大会において創成型課題研究を組織し,その中でカリキュラム開発の理念,モデル教材,単元を通した数学的活動,カリキュラム評価の観点からそれぞれ研究発表を行った。
数学教育