研究課題/領域番号 |
24330250
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研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
谷田部 玲生 桐蔭横浜大学, 法学部, 教授 (30311137)
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研究分担者 |
渡部 竜也 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10401449)
小山 茂喜 信州大学, 学内共同利用施設等, 教授 (10452145)
工藤 文三 帝塚山学院大学, 人間科学部, 教授 (30231096)
鴛原 進 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (30335880)
棚橋 健治 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40188355)
竹中 伸夫 熊本大学, 教育学部, 准教授 (60432704)
桑原 敏典 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70294395)
永田 忠道 広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (90312199)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 教員養成 / 教員研修 / 社会科 / 授業力 / 授業力向上 |
研究実績の概要 |
26年度は、第8~11回の4回会議を行って研究を推進した。本研究においては、教員養成系大学・学部において、社会科教育学と教育学が協働・協力して、学生の社会科授業力を向上させるプログラム等の作成を目指す。 そのために、(1)社会科教育学と教育学が協働、協力したフレームワークを作成し、(2)科目それぞれのシラバスを作成、さらには (3)2のうちいくつかの科目のテキスト(教科書)を作成する予定である。 前年度から引き続き実施している現状把握のための調査の結果は次の通りである。 (1)「教員研修の効果の調査」では、免許更新講習などで、授業力がどのように向上しているかを明らかにした。そのために、免許状更新講習が妥当かさらに検討するとともに、研修直後、半年後、1年後などの調査の必要性を検討しつつ、受講者のタイプ分け(なぜ受講したのかと言う区分)を実施した。(2)「教員の授業力調査」では、授業ビデオ・指導案を送付して、授業ビデオ・指導案に対する意見を収集・分析し、優れた教師の授業力(授業の見方)がどのようなものかを明らかにした。(3)「教員養成カリキュラムの把握」では、各大学の教員養成カリキュラムを収集・分析し、特色を明らかにし、私立大学のカリキュラムの類型化を行い、引き続き、私立大学、国立大学法人などのカリキュラム把握を実施している。 以上のように、現状把握のための調査は26年度でほぼ完了するとともに、フレームワーク案を検討して、ほぼ固めた。 27年度は、シラバスを作成、さらにはいくつかの科目のテキスト(教科書)作成を中心に、報告書の原稿検討を進める。27年10月の全国社会科教育学会研究大会(広島大学)自由研究Ⅲパネル型で中間発表、その後28年3月までに報告書を作成する。報告書完成後、報告会を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現状把握のための調査が多少遅れ気味であったが、ほぼ結果がまとまった。現状把握のための調査と平行してフレームワークをほぼ確定して、シラバスの作成してほぼ確定することができた。
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今後の研究の推進方策 |
27年度の会議では、シラバスを作成、さらにはいくつかの科目のテキスト(教科書)作成を中心に報告書の原稿検討を行う。 27年10月の全国社会科教育学会研究大会(広島大学)自由研究Ⅲパネル型で研究成果の中間発表、その後28年3月までに報告書(報告書はできるだけそのまま書籍として出版可能な内容とする)を作成する。報告書完成後、報告会を実施する予定である。 28年11月には科研費の出版助成を申請し、29年度には報告書の完成版を書籍として出版予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
会議回数が予定より少なかったこと、また外国調査の日程調整が上手くいかず参加者が少なかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
会議を精力的に実施して研究を推進するとともに、研究分担者全員で学会発表を実施する。 また、報告書の印刷部数を増やすとともに、報告書を全国の国立私立大学教育学部に送付する。さらに報告会を国内の複数会場で実施する。
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